最近各社で導入が加速しているBYD(比亚迪汽车)社製の電気バス。京成バスでは2024年3月25日より運行開始した。大型車ということもあってか、現状では環七通りを走る特急とシャトル☆セブンでの運用のみとなっているようだ。
この日は東京ディズニーシー®~新小岩駅東北広場の特急にE802が充当されていた。
ついでにシャトル☆セブンも撮影。京成バスらしさをいっさい感じない異色の存在だ。
ちなみにこの場所は被り率高めなのであまりおすすめしない。
江戸川営業所で佇んでいたE801。隣のエルガミオと比べると車体が一回り大きいことがわかる。車幅は200mmほどの差がある。
電気バスにおいて、日本が中国に大きく遅れを取ってしまったことを本格的に実感してきた。電気バスは大容量のバッテリーを必要とする。鉱物資源が少ない日本では原材料を輸入に頼らざるを得ないため、水素を利用した燃料電池を推進したいのは理解できる。しかし、現状では車体自体も燃料コストも非常に高い。現実的に考えると、民間企業がわざわざ導入するメリットはないだろう。価格が抑えられランニングコストも安い中国製の電気バスを選ぶのは当然の帰結だ。